沢田ミチ子には、二人のママがいる。一人目は映画「バードマンがやって来た！！」に出てきたママ。おっとりとした感じの女性だ。もう一人は、アニメ本編のママ。美人の若々しい女性だ。ちなみに、声はどちらも島木綿子だ。
「バードマンがやって来た！！」は本編との変更点が多々あるのだが、この件に関するコメントは残念ながらない。パーマニアの中には、「ミチ子のパパはママと再婚したんだ」と茶々を入れる人もいるくらいだ。
では、最初のママにモデルはあったのか。考えられるのは、旧作最終話「バード（スーパー）星への道」での沢田家のシーンだ。
別れの歌を歌うミツ夫の声を聞いたミチ子が、「へんなうなり声がきこえるわ」と女性に話しかける。女性は「いつものドラネコざんしょ」と答え、「シッシッ、あっちへいけっ」と水をぶっかける。
この女性、私は沢田家のお手伝いさんだと解釈していたのだが、原作は当然シンエイアニメの前なので、藤本先生はこの女性をミチ子のママとして描いていたのかも知れない。この女性はどちらかというと最初のママ似である。
ま、ミチ子とはとても似ていないので、できればそうでないことを願うが。
パーマンセットの配色は、各パーマン毎に特徴的な色が使われている。旧作では３号以下のパーマンの配色がはっきり決まってなかったようで、「すてきなパー子」では「黄色いマント」と歌われたりしている。
ここでは『カラーイメージスケール』（講談社刊・小林重順著・日本カラーデザイン研究所編）を参考に、パーマンセットのカラーイメージを考えてみたいと思う。参考として、服のメインカラーも加えている。
| 紺色 | 白色 | 赤色 |
「活動的な」「スポーティーな」と冠されている。実際には、襟の空色もポイントとして効いていると思われる。
| 橙色 | 茶色 | 青色 |
ズバリというのがなかったので、組み合わせて見てみると、オレンジと茶色は「野性的」、オレンジと青は「開放的」なイメージだそうだ。
| 赤色 | 桃色 | 緑色 |
「はれやかな」と冠されている。若々しく、活動的なイメージだ。
| 黄緑 | 水色 | 紫色 |
紫と緑には、「滑稽な」というイメージがある。水色のスマートさで中和している感じだろうか。「不思議な」イメージにも近い。
| 黄色 | 白色 | 桃色 |
淡い色でまとめられ、「かわいい」イメージを醸し出す。成長したらイメージチェンジが必要かもしれない。
| 黒色 | 灰色 | 赤色 |
「大胆な」「ダイナミックな」と呼ばれる赤と黒を、灰色の穏やかさで中和している。
